那須川天心、このレベルなの?

那須川天心選手、ボクシングデビュー戦まであと2週間。
Amazonプライムも盛り上げようと予告ドキュメンタリーをシリーズでアップしています。

今日はVol.2を見ました。
その中でのアメリカのジムでのスパーリングシーン。
元WBOスーパーバンタム級チャンピオンと4Rのスパーリングでしたが、ラウンドが進むに連れて自分のパンチが当たらない元チャンプの攻撃が雑になっていて、驚きました。

確かに天心選手のボクシングの動きは見るたびに変わっている。
明らかに進化しています。

さらに興味深かったのは彼のボクシングの動きに関する周りの感想。

アメリカでのスパーリングパートナー
「彼のフットワークや身体の動きには武道に通じる独自のものがある」

現コーチで元世界チャンピオンの粟生隆寛さん
「彼にしかできない独自の動きがある。ここで打てるのか?避けれるのか?と驚く」

そう、これが大切ですよね。
彼がやろうとしている事は前人未到。
だから単にセオリー通りである必要はない。

そしてもう一つ。
フットワークを変えるために彼は日常の歩き方を変えたそうです。
「人は(その歩き方を)変な風に見るかも知れないけど、関係ない。ボクシングが上手くなれば良い」

僕も50年の格闘技歴でこれまでも他競技に転向した選手を何人も見ましたが。
ここまでジャンルの頂点の選手が転向するケースは見たことがない。

しかも一般的な転向例について、誤解を承知で言うなら「メジャーからマイナー」がほとんど。
ボクシングからキックボクシング
柔道から総合格闘技

ただ天心選手は違う。
「マイナーからメジャー」なんです。
だからこそ世間の反発も多い。
しかも判官びいきな日本人からすると、ほとんど挫折がなく、また普段からポジティブでマイペースな彼は誤解を生みやすく、感情移入のしづらいキャラクター。

でも彼は「それが僕の人生。だから面白い」そう思っているでしょうし、さらに彼は本気で自分の生き方を通して、この閉塞感のある日本人の意識を解放しようとしている。

彼はそのドキュメンタリーで言いました。
「自分は天才じゃない。これから一歩一歩段階を踏んで上がっていく姿を見ればみんなわかるはず。本当に天才ならそんな事はしない」

もし彼が今回のメインになったとしても、それを批判するのはおかしい。
試合順や試合までの狂騒は周りの大人がビジネスのためにしている事。
実際に戦って魅せるのは彼。

僕は天心選手がまだ高一の時からずっと見ていて、キックを知っている人から見たら、本当に全ての夢を叶えてきた選手なんです。

そして次の夢に向かっている。
那須川天心 第二章。
何が起ころうと、天心が天心である限り、これからも刮目しています。

ファンクショナルトレーニングラボ クエスト

ここは東京都新宿区四ツ谷 静かな住宅街のマンションの地下 こんなところに?そこにある小さなジム でもなぜか毎日 老若男女 多様な人々がここに集まる その多くが さまざまなパーソナルジムを彷徨った『ジム難民』 そうここが「探求」という名のジム 誰かがこう呼ぶ 『パーソナル難民、最後の場所』 ここにはあなたの求める「答え」が、きっとある・・・

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