白須康仁選手、蹴りの強化のために

Questでフィジカルトレーニングを積んで下さっているキックボクサーの白須康仁選手。
以前K-1 Maxでも活躍していましたが、10年前に引退。
そして41歳になった今年、復帰を決意しそのためのトレーニングでQuestに来てくださっています。
僕とは白須さんがK-1に出ていた頃からの知り合いですが、復帰に向けて僕のところに来てくれたことをとても光栄に思い感謝しています。

今日はより実戦的でパンチやキックに直結したフィジカルトレーニングの日。
高重量のスクワットなどの後に採用したのがこの動画の「TRX シングルレッグニーエクステンション」というエクササイズです。

スクワットでは脚力は強化できても、キックのインパクトに直結するわけではありません。
蹴りは前蹴り(ムエタイ系のディープではなく)、三日月蹴り、回し蹴りなどの股関節屈曲と膝関節伸展が伴う場合、その両関節が同時に動作をする強化が必要。
スクワットではその動作は同時には行われない。
マシンのレッグエクステンションでは股関節屈曲位ではありますが、それはシートに座っているからで、自らの筋活動ではない。

この「TRX シングルレッグニーエクステンション」は股関節屈曲・膝関節伸展を同時に自発的筋収縮で行うので直接的な蹴りのインパクトの際の感覚を掴む事ができます。

もちろん膝を伸ばさず、脚全体をバットを振るように蹴る事もあるでしょうが、それが蹴りの唯一の方法ではなく、シチュエーションによって蹴り方は変わる。

ですから膝のスナップを効かせて蹴る事も大切です。

そのためにも重要なエクササイズなのですが、白須さんは今日初めてこの種目をやったにも関わらず、結構完璧にできていて流石でした!

「蹴りはこれがベスト!」なんてものはありません。
その時々でさまざまな攻撃方法がある。
どれも無駄な武器はない。
全ての武器を持つ事が勝利につながる。

それは格闘技だけでなく、全てに通じる考え方。
それが僕の子供の時からの信念です。

ファンクショナルトレーニングラボ クエスト

ここは東京都新宿区四ツ谷 静かな住宅街のマンションの地下 こんなところに?そこにある小さなジム でもなぜか毎日 老若男女 多様な人々がここに集まる その多くが さまざまなパーソナルジムを彷徨った『ジム難民』 そうここが「探求」という名のジム 誰かがこう呼ぶ 『パーソナル難民、最後の場所』 ここにはあなたの求める「答え」が、きっとある・・・

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