井上尚弥、試合を見終わって
はい、圧勝でしたね。
終わってマイクパフォーマンスでは
「自分のパンチ力がないのかと思うくらい相手がタフでした」
と言ってはいましたが。
僕が見ている限り、「実戦練習」でしたね。
ギア無し、8オンスで試合と同じシチュエーションで練習することはプロでもなかなかないのです。
だからモンスターはその実戦の場で自分のパフォーマンスを試している感じでしたね。
たぶん1.2ラウンドで
「これは無理に倒しに行っても消耗する。それなら時間をかけていろいろ試しながら削って削って倒せる時に倒そう」
と思ったのではないでしょうか?
4Rでは足を使って距離でのディフェンス。
5〜8Rでは時折りノーガードやスイッチを入れながら、ジャブも左に回るだけでなく、ステップインや右へのステップを混ぜ、またパンチのラインも縦拳を多用したり。
自分でバックステップした瞬間の左フックや右ショートストレートやアッパー3連打など高等技術も織り交ぜて、さまざまなボクシングを見せてくれました。
そして8RにTKO。
もう負けるのはわかっていたのですが、あそこまで粘った事でかなりダメージが蓄積したと思うので、今後が心配になるくらい細かいパンチを被弾していました。
それにしてもあんな試合を世界タイトルマッチでやってしまう井上尚弥選手。
技術だけでなくメンタルも真のモンスターでした。
技術のテキストとして何度も分析しなごら見たいと思います。
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