あなたにそのトレーニングは本当に必要か?
それが
より強い筋力が求められるものでも
より複雑な動きが求められるものでも
大切なのはそのトレーニングをする理由です。
強度が上がったり複雑になったりするプロセスで重要なのは、筋力強化でも運動能力向上でもありません。
最も重要なのは脳の認識能力の向上。
脳の認識能力が向上すると、日常の全ての動作が変わります。
無意識でやっていた動作の質をより深く認識することで、意識的な動作に変わる。
例えば
お箸をどう持つのか?
キーボードをどうタイプするのか?
人の話をどんな表情で聞くのか?
どんな時にどんな声を出すのか?
それらは普段何も考えず、自動化された動作や表情をしているだけに過ぎない。
でも本来意味がある動きの意味を意識せずに自動化する事の弊害がある。
お箸の持ち方が出来ていないから食べ方が汚いし食べ過ぎてしまう。
キーボードの打ち方が悪いと首や肩や指まで痛くなる。
人の言葉を聞く表情が出来ていないから、人の心まで引き出せなくなる。
適切な声が出せないから、伝わることも伝わらない。
だからこそ日常動作の一つ一つから丁寧に的確に表現する。
トレーニングは丁寧な所作の延長線上にあり、その上で身体を強くしたり、より複雑な動作をするためにある。
そうやって日常の動作と脳の繋がりを意識したトレーニングしている人と、トレーニングさえすればいろいろな問題が解決すると思っている人の差は驚くほど大きい。
あなたのトレーニングがそうやって脳と身体を密接に繋がるものであやますように。
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