ダイエット 本能と感覚と論理的思考
ダイエット中のみなさん!
あなたのダイエットを成功に導くために、人が考えたり、感じたりすることを大雑把に捉えず、少し分析することで現状を明確にすることが大切です。
そこで例えばダイエット中に我々の脳と心ではどんな考えや感じ方をするのか、分析してみましょう。
まず「本能」です。
もちろん我々にとって最も重要な「本能」は「生命を維持する」というもの。
例えば人はお腹が空いたら「本能的に」食べようと思い、それを行動に移します。
もしその前の空腹時間が長くてその後食べたら、また空腹が続くのではと感じ、できるだけエネルギーを節約し、備蓄しようとするメカニズムが働きます。
本来は「痩せたい」とか「美しくありたい」と思うよりも、常に「生命維持をしたい」という感覚が勝るのだと理解してください。
*生命の維持より刹那的な美しさや美味しさを求め、健康を害する人がいることも理解しています。 それは複雑な社会の中で様々な価値観の多様性や社会的価値によって、生物としての機能よりも感覚が優っている事を意味しています。
この現象そのものに実は深い問題を内包しているのですが、それは今度じっくり書きます。
次に我々の脳と心は常に「心地良さ」という「感覚」を求めているのだという事実を理解しましょう。
「美味しいものを食べると幸せ」なのも 「人から褒められたら嬉しい」のも 「ダラダラ過ごすと楽だなぁ」と感じるのも 「運動した後って爽快」と思うのも 「心地良さ」を求める「感覚」がもたらすものです。
これは我々が「心地良い」という「感覚」を求めるのだという事実に基づいています。
この心地良いという感覚は、脳内のドーパミンという「神経伝達物質」によってもたらされることが多いのです。
「ドーパミン」はモティベーションに役立つものですが、薬物やアルコールの依存などとも密接な関係にあります。
そして「理論的思考」 これは説明する必要はないかもしれませんね。
ただ「理論的思考」が常に「正しい」とは限りません。
なぜなら「正しさ」は「視点」が変われば変わりますから。
人はそれが「真実」でも自分にとって「不都合」であれば「見ないふり」「知らないふり」をし、都合よく「理論の再構築」をして「真実」を歪めてしまうもの。
またいかにも「正しい理論に基づいている」ように見えるプロパガンダが行われれば「正しくない」ものを「理論的に正しい」ものだと思い込んでしまうということも理解する必要があります。
ダイエット中だけでなく我々の思考や感覚は以上の3つによって左右されています。
またこの3つは完全に分離しているわけではなく、それぞれが密接に繋がっています。
ですからこの3つを理解し、全てにアプローチすることで「ダイエット」を始め様々な「目標達成」の成功の確率は高まります。
特にダイエットは基本的に「自力」の問題。
例えば「チームスポーツ」や「チームでのビジネスプロジェクト」では自分がどんなに頑張ってもチームメートの能力に左右されます。
さらにどんなにチームメートが100%の力を発揮しても、対戦相手や競合他社がもっと強ければ良い結果には結びつかない。
でも「ダイエット」なら全て自力であり自分の責任。
つまり「自分でなんとかなる」ものです。
常に「感覚」「本能」「理論的思考」の3つに働きかけ、以前にお話しした「願望力」「実行力」「禁止力」の3つを高めていくことがダイエットを成功に導きます。
「ダイエット 目標設定のポイント」という記事で書いた目標達成のポイントを踏まえ、「感覚」「本能」「理論的思考」に働きかけるためにはどんな風に目標設定すれば良いのか?
それも今後、ご説明します。
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