ダイエット 「2ヶ月で15kg痩せられる」という宣伝文句の落とし穴
あなたがダイエットを始め、それを継続させるなら重要なのは「実行力」「禁止力」そして「願望力」が大切。
その中でも「願望力」=目標をいつも想い強く実現させようとする力が全てのベースです。
その「願望力」を高め、維持するためには最初に「どんな目標を立てるのか?」がキーポイントなのです。
これについては以下の記事でも書いています。
ではさらに「目標設定」について詳しく書きます。
上の記事にあるように以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
1. 達成可能である。
2. 長期的、継続的に持ち続ける事ができる。
3. 期間、目標設定が具体的である。
4. 変更可能である。
例えば 「夏までの2ヶ月間で15kg痩せたい!」というような目標は決して効果的ではありません。 なぜならまず達成可能ではない。
達成できたとしてもかなりの高確率で継続することはできずリバウンドします。
様々な研究結果が出ていますが70%〜98%の確率でリバウンドするようです。
まず問題は「ダイエットというのはある期間からある期間までガマンして痩せる行為だ」という概念があるということ。
これではまるで「ボクサーの減量」や「ボディビルダー、フィジーク選手のボディメイク」です。
これらに関わる選手やトレーナーは「減量のプロ」というイメージがありますが、この「期間限定減量プラン」こそがリバウンドを産む元凶だということを知ってください。
ダイエットとは「ある期間ガマンして痩せる」ことではなく「一生太らない健康的な体とライフスタイルを手に入れる」ことです。
痩せる期間が短期的であり、減量の幅が大きいというダイエットは心にも体にも大きなストレスをかけます。
だからある一定期間しか続けられない。
ストレスを受けた心身は解放された瞬間それまでとは逆の行動に走り、さらに以前より悪い状態になる。
これがまさにリバウンドです。
「2ヶ月で15kg痩せられる!」という言葉は魅力的に感じるかもしれません。
でも良く考えてください!
今までの人生でそれがどれほど大変かわかりませんか??
ではあなたが減らしたいと思った15kgは2ヶ月で増えたのですか??
「2ヶ月で15kg減らす」というのと「1ヶ月に1kg、15ヶ月かけて15kg減らす」と聞いた時、多くの人は前者の減量法がより優れていて、「これなら大金をかけ、辛い努力をする価値がある」と感じるものですが。
これはあたかも前者の方が「効率が良い」と感じる上に「ガマンする期間は短い方が良い」という心理が働くからです。
でももしあなたが15ヶ月間、多少凸凹があったとしてもほぼ平均して毎月1kgずつ確実に減らせているとしたら、無理なく「もう太らないライフスタイルを手に入れることができた」ということを意味しています。
その時あなたはやっと今までとは違うあなたになることに成功したのです。
でも油断してはダメですよ。
あなたの「本能」と「感覚」はきっとこれからも「エネルギーを備蓄しよう」とするでしょうし、「楽をしたい」「美味しいものを食べたい」とあなたを誘惑し続けるはずです。
でもそんな時にもあなたの「理論的思考」はその誘惑と折り合いをつけ、ストレスを感じることなく、体重もスタイルも維持し続けられます。
だからそのためにも「決して無理のない実現可能な目標設定」が重要なのです。
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