自分をオープンに見せるために
時折トレーナーやセミナー講師のプロフィール写真でこのようなポーズを見かけることがあります。
またセミナー中もこんなポーズのまま話をする人。
カウンセリングの時、こんなポーズで話を聞くパーソナルトレーナーもいます。
この感じが「威厳がある」「信頼感を得られる」と思い、こうしているのか?
それとももう無意識でクセのようになっているのか?
書いていることを見られたくないのか?
しかしどんな理由があるとしても、人前で話す時も人の話を聞く時もこのポーズは不利に働きます。
なぜならこのバインダーが自分の胸の前に壁を作っているからです。
これは心理学でいう「クローズドポジション」の一種ですね。
例えばセミナー講師なら、こうしてバインダーを持ちながら喋ることで
・内容が頭に入っていないから見ながらしゃべりたいのか?と思わせ、自信がなさそうな印象を与える
・動きが限定されてしまうため、セミナーにリズムや緩急がつけられず、聴衆は飽きてしまう
のです。
またカンセリングの際にこの姿勢からバインダーに書き込むことで
・何が書かれているのだろう?と不安感を抱かせる。
・壁があるために「この人になら安心して全てを話せる」というアクティブリスニングの環境を作ることができていない。
と言えます。
「胸襟を開く」という言葉は文字通り、胸の内を見せることで相手に信頼感や近親感を与えることであり、「手の内を見せる」「腹の内を見せる」などの同義語でもわかるように、「いかに相手から見える体の前面をオープンにするのか?」が重要なのです。
例えばトレーナーやセミナー講師が「目の前のお客様に失礼がないように」という「失敗しない事」を重要視した態度でいても相手の心は掴めないし、相手が心を開くこともないでしょう。
トレーナーやセミナー講師は何のために存在しているのか?
それは全ての人の行動変容です。
相手の心に楔を打ち込み、明日からの生き方を変えるような影響力を持つこと。
そのためにも自分という人間をオープンにさらけ出すことで、クライアントや聴衆の心も開かせなければいけないのです。
「失礼がない」「失敗がない」
自信がない人がやってしまう行動パターンです。
そしてそういう人がそれではだけだと思うと急に尊大になったり、敬語も使えなくなってしまう。
そうならないためにはクライアントや聴衆の前にいる時の姿勢や態度をどうすれば良いのかを気にするのではなく、普段の姿勢・印象・表情・そして生き方をどうしているのかが求められるのです。
つまり自分をオープンに見せ、相手の心を掴むためには、小手先の見せ方などではなく、人してどんな人でいるのかが重要なのです。
11月17日のセミナーではそれについてもお話しします。
まだ若干名お申し込み可能です。
ご希望の方はお早めにご連絡ください。
トレーナーのための「プレゼンテーションスキル」入門
クライアントとあなた自身の人生を一瞬で変える技術を手に入れる5時間
・日時:2018年11月17日(土)12:30~17:30
・会場:ハロー会議室 四谷三丁目(A) 東京都新宿区四谷4-14 東昭ビル 1.2階
・参加費:15,000円(税抜)
・お申し込み:quest.traininglab@gmail.com までメールにてお申し込みください。
追ってこちらから入金方法などを返信いたします。
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