すぐググらない!
「ああ、あれってなんだっけ?」
「この言葉の意味がわからない!」
そんな時、ネット検索って便利ですよね。
僕もよくネットで調べ物をするので、フル活用しています。
ただネット検索は良い事ばかりではありません。
使い方を間違えると簡単に言えば「アホ」になります。
1.集中も考察も記憶もできない脳を作る
「いつでもネットがあれば調べられる=記憶しなくてよい」
あなたの中にこういう図式ができていませんか?
だから今調べた内容も読んで「あっそうか」と思うだけで、5分後には忘れている。
しかもググるのは短い単語である場合が多く、順序立った考察も理論的思考も関係なく、答えだけを見て納得する。
そうなるともう長い文章の本を読んでも、全く頭に入りません。
だから売れているビジネス書とかトレーニング本って1ページごとに内容が区切ってあるし、文章も短いでしょ?
ググる習慣が完全に身についている人を相手に本を売るなら、そうしないと買ってもらえないから。
でもそれって実はヤバいですよね?
僕は検索したらそのページをリーディングリストに入れておいて、後から自分で内容を要約したメモを作り、それを内容ごとにEvernoteに入れて、学んだ知識のデータベース化をしています。
さらにその言葉や内容について、誰かに話したり、セッションですぐに活用するというアウトプットをすぐにするようにしています。
さらにそれが興味深く、もっと知りたい時にはKindleで買って読むようにしています。
100個ググって100忘れるなら、10の知識を確実に身につける方が有効だと考えています。
2.脳の「ヒラメキ」の機会を失う
何かを思い出そうとして思い出せなくて、でもハッとした瞬間に思い出すとスッキリしますよね?
これを脳科学では「アハエクスペリエンス(アハ体験)」や「アハモーメント(アハ瞬間)」と言います。
さらに「おおっ!」とビックリするほどの体験をするとそれが強く印象に残りますよね。
これを脳科学では「ワァオ!エクスペリエンス(ワァオ体験)」や「ワァオ!モーメント(ワァオ瞬間)」と言います。
脳が感じるこんな大小のヒラメキの瞬間は脳の前頭前野を刺激し、それが情報を取捨選択したり、決断する能力を高めたり、記憶を単なる情報の羅列ではなく、内容のあるものへと昇華する事ができるような脳を作ります。
僕のセッションやセミナーを受けた事がある人はお分かりだと思います。
一瞬で腕の安定性が高まったら、片足ジャンプの瞬発力が増したり、体前屈で急に体が柔らかくなったりする瞬間があるのですが、これは意図的に「ワァオモーメント」を作る事で、脳にヒラメキの瞬間を与え、記憶を定着させ、それが次のセッションに繋がるからです。
簡単に言えば「感動」が脳の働きを高める。
ググってばかりいる脳はその感動を忘れてしまうのです。
はい、この文章を最後まで読んで
「脳科学の本をいろいろ読んでみたいな」
と思った人もいれば
「アハ体験」をググった人もいるでしょうし、もしかしたら最後まで読めなかった人もいるかもしれません。
そういう人の脳が心配です🤪
0コメント