HIIT 脂肪が6倍燃焼するってホントかなぁ?
どうもメディアも業界も都合の良い情報だけを選んで、論理のすり替えをしているとしか思えないHIIT(高強度インターバルトレーニング)問題。
HIITをトレーニングに取り入れる利点はそもそも脂肪が多く燃えるからではなく、短時間でより多くのエネルギーを作り出す事ができる=最大酸素摂取量を増やす=代謝能力を向上させるためのもの。
しかも「通常の有酸素運動の6倍脂肪が燃焼する」なんてかなり稀な研究結果なのに、その一例だけ取り出して「科学的エビデンスに基づく」なんて書くメディアや動画にするYouTuber、それをそのままSNSに書いたりクライアントに説明したりするトレーナーもいて。
それで過体重で運動していない人が、無理矢理HIITもどきのトレーニングを泣きながらやらされているTV番組があったりして。
もう!
そういう事じゃ無いでしょ!
と、怒りすら感じてしまいます。
それで実際に思ったような効果がでなければ、HIITは一時のブームのように廃れてしまう。
メディアもそれに乗っかるトレーナーも無責任過ぎませんか?
実際には巷で言われているのとは違うリサーチも多いのです。
その中でもメタ解析で全く違う結果のものもあります。
このリサーチについては今後みなさんと検証したいと思いますが、HIITはアスリートだけでなく、フィットネス愛好家の方にもぜひ取り入れていただきたい、素晴らしいトレーニングシステムなんです。
それを脂肪燃焼=ダイエット法としてもてはやされる事で、正しい理論や方法が検証されず、ただ消費されている事を悲しく思っています。
特にトレーナーのみなさん、もう一度HIITの真の目的とその理論、方法について検証してください。
トレーニングそのものが我々トレーナーの商品なのだから。
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