代謝能力の向上に伴う変化3 心臓
代謝能力を向上させる事ができる運動を継続すると、身体の各部にさまざまな変化が起こります。
各部に起こる変化について簡単に解説するシリーズのVol.3
前回は肺に起こる変化でしたが、今回は心臓です。
適切な強度の運動を継続的に行う事で心筋の収縮能力が増し、一回拍出量=心臓が1回の拍動で押し出す事のできる血液の量が増えます。
心拍出量=一回拍出量×心拍数
(心拍出量=心臓が一分間に拍出する事ができる血液量)
それによって以下の変化が起こります。
一回拍出量が増える=心拍出量が同じなら心拍数が減る
→心臓の作業効率が高まり、負担が減る
一回拍出量が増える=心拍数が同じなら心拍出量は増える
→より強度の高い運動を継続できるようになる
これらの変化によって心筋の働きの負担が減り、効率性が高まり、それが代謝能力の向上に繋がります。
ちなみに今までも何度か書いていますが、HIIT(高強度インターバルトレーニング)は十分に代謝能力が強化された人がさらに強くなるために行うための運動プログラムであり、一般の人がフィットネスでその効果を享受するためには、抵〜中強度の有酸素運動で十分に代謝能力を高めてから行うべきです。
そうでないとHIIT独特の効果が得られないだけでなく、心臓へのリスクも高いのです。
そんな事を理解していただくだめもこのブログのシリーズを書いています。
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