カウンセリングで重要なこと ダイエットの場合

最近はオンラインでのカウンセリングのご依頼をいただくことがとても多くなりました。

今までお目にかかったことがない方とお話をしてお悩みをお聞きし、ある程度の答えと今後の方向性までお話するのがQuestのカウンセリング。


その際にトレーナーなどによくありがちですが、僕が個人的に「しないように」心がけていること。

それは「ある一つの答えに誘導しない」ということです。


ダイエットなどを売りにするジムを見ればわかるように、カウンセリングをしながら自分たちの「得意な方法」「売りたいもの」が結論になるようにするのはそれほど難しいことではありません。

特に我々日本人は比較的信じやすく、そして反論することが苦手。

ある意味カウンセリングを受ける段階で「反論する気満々」で依頼する人はほとんどいません。

そうであるなら自分の得意分野に誘導すればビジネス的には簡単です。


でも僕はそれをしません。

なぜならそれでは「最高の結果」が得られない可能性があるからです。


例えばダイエットにおける食事制限。

さまざまなリサーチで「糖質制限」と「脂質制限」を比べても、2つのグループで「成功した人」「効果が少なかった人」「リバウンドした人」の比率には有意な差は見られません。

だからもし「糖質制限」を謳いそれをビジネスにするなら、全ての人に「糖質制限」をお勧めし、それを中心としてあとは「節制」するかしないのか?クライアントさんの「意志力」の問題にすれば指導する側は簡単なのです。

だから「節制するように励ます」とか「モチベーションを保つように働きかける」というアプローチをするということがこちらの役割だと考えてしまうのです。


しかしクライアントの方のこれまでの食生活習慣、家庭環境、やってきた運動、好み、価値観、性格、今の生活環境・・・さまざまな要因で「糖質制限」と「脂質制限」のどちらを選ぶ方が長期的にリバウンドせずにダイエットできるのかには個人差が大きい。

それなのにこちらの都合で片方の考え方だけがあたかも「唯一の正解」のように押しつけ、あとは「頑張るように手助けする」というのでは「できるだけ多くの人に対してそれぞれの人に最高の結果を出す」というミッションを達成することができないからです。


結局、ある方向に答えを誘導し、それに対してクライアントが合わせなければいけなという犠牲を強いるのはトレーナーとしては怠慢と思考停止だと思うのです。


それぞれの方に対して最善の方法を提案し、実践する。

それがAさんには「黒」かもしれないし、Bさんには「白」かもしれない。

そんなプロとしては当たり前のことをする。


それがQuestのカウンセリングだし、パーソナルトレーニングなんです。



ファンクショナルトレーニングラボ クエスト

ここは東京都新宿区四ツ谷 静かな住宅街のマンションの地下 こんなところに?そこにある小さなジム でもなぜか毎日 老若男女 多様な人々がここに集まる その多くが さまざまなパーソナルジムを彷徨った『ジム難民』 そうここが「探求」という名のジム 誰かがこう呼ぶ 『パーソナル難民、最後の場所』 ここにはあなたの求める「答え」が、きっとある・・・

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