運動を習慣化するには ④目標設定の方法
これがもしビジネスなら
長期的目標→10年後に年商10億
中期的目標→3年で10店舗、5年で30店舗開業
短期的目標→年内に1店舗目開業
なんて目標設定をするかも知れません。
(これの是非は置いておいて🤪)
フィットネスではこんな目標設定ではまずうまくいかないのです。
まずビジネスなら成功は金銭的、社会的なもの。
しかしフィットネスで得られる「健康」「体力」「見た目の美しさ」はほとんどの人にとって金銭的でも社会的でもない。
しかも運動は「運動していないほとんどの人」にとって、わかっているけど辛い、めんどくさいものなんです。
その運動で得られる健康は何にも変え難い重要なものですが、差し迫った危機感がない限り、後回しにになりがち。
そんなやりたくない運動を習慣化するためには、1回や2回やっただけでは得られない中長期的運動効果を目標にしてもモチベーションは続かず、習慣化は難しいのです。
例えば2016年のブラジリアンフィットネスセンターでのSperandeiらの研究報告ではトレーニングを含めた身体活動の1年後の継続率は4%だそうです。
では1年運動を続けたからといって、体力が向上し、外観が変わり、健康診断の数値が明らかに変わるものでしょうか?
そうとは言えないのはトレーナーの方やトレーニングを続けている方はわかると思います。
ですから運動に関しては目標設定を短いスパンで考える方が現実的です。
例えばQuestでは以下のように目標設定にしています。
長期的目標→1年後の具体的な数値目標や外観、ライフスタイルの変化など
中期的目標→1ヶ月〜3ヶ月間の目標
短期的目標→今日のセッションでの目標
中長期的目標に関しては何らかの生理学的な変化が必要です。
それは中長期的に振り返って見るからこそ目標達成した事を感じられます。
ではその日のセッションではどんな目標を立てるのか?
それは例えば
1.筋のアクティベーション
2.動作習得
3.PNFストレッチやフォームローリングによる可動性や瞬発力の向上
など脳や神経にアプローチする目標を立てるのです。
それであれば方法が間違っていなければ、確実に目標達成する事ができます。
その短期的目標達成がどのように中・長期的な目標につながるのか、整合性のある説明をきっちりと行う事で運動の継続に繋がり習慣化する。
Questではそんなアプローチを心がけています。
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