ジムに行っても続かない人がどれほど多いのか?
このアンケートによると以前スポーツクラブ・ジムに通った経験があるが現在は通っていない人の割合は27.4%
そして「フィットネスビジネス」による日本のフィットネスクラブ参加率はわずか3.3%
上のアンケートの「利用率」は8.6%なので大前提の数字が違うため、一概に二つの数字の結果を比べることはできませんが、フィットネスクラブがビジネスとしてスタートしてから40年近くたって、その間に非常に多くの参加者がジム通いをやめてしまい、その後再開していないということは想像に難くないと言えるでしょう。
それが全人口の20%だと仮定して、少なく見積もってもその半分の人は「もう2度とジムには通わない」と考えているとしたら、業界的には大きな損失ですよね。
そして今後も同じようなことが繰り返されたとしたら・・・
実際参加率3%台というのはもう何年も変わっていません。
私、岩沢の経験から言うと多くの一般の方はフィットネスクラブに通っても健康増進には繋がらないし、長期的に望む結果は得られません。
いや、短期的な減量などには効果があるかもしれませんが、長期的な健康生活の維持を目指すスタートが今のジムのあり方だとすると、うまく継続できる人は少ないでしょう。
ですから「短期的に目標設定をして、その目標に担保する形のある程度高額のジム」と言うのはビジネスモデルとして大変優れているわけです。
ただ「短期的効果」を目指すのではなく、生涯にわたる健康的な生活習慣を身に付けたいのであれば、違ったアプローチが必要です。
これまでも何度も書いてきましたが、
1.エクササイズではなく日常生活の中で動くことを(NEAT)を増やすこと→そのために座りっぱなしにならず立ち上がる!
2.日常での姿勢を改善する方法を学ぶこと
3.健康的生活に必要な、しかし日常生活ではあまりしていない動きをエクササイズとして取り入れること
4.日常的に有酸素運動として有効な「歩く」ことをできるだけ毎日増やすこと
以上の4つがポイントなのです。
それができていないし、さらに食事、睡眠など気をつけなければいけない部分を考慮せず、罪滅ぼしのように週に2〜3回ジムに行っても思うような成果が上がらず、好きにもなれず、きっとやめてしまうでしょう。
でも4つのポイントが達成できた人はもっとスポーツがうまくなったり、もっとかっこいいカラダになったりするためにジムに通いたくなるはずです。
岩沢のスタジオ「ファンクショナルトレーニングラボ クエスト」では、
1.これから4つのポイントに取り組みたい人には、あなたに合った継続できるやり方を教えます。
2.その上でスポーツがうまくなりたい人、素敵なボディを目指す人からチャンピオンになりたいアスリートまで
あらゆる人が来てくださり、そしてそれぞれの目標を達成し、運動を継続しています。
だからこそ上のアンケートの「現在はジムに通っていない27.4%の人」にこそ来ていただきたいパーソナルジムなのです。
最後にトレーナーやフィットネス関係者の皆さん。
僕も含めて我々はジムでトレーニングすることに関するハードルが極めて低い。
そして何年も3.3%が変わっていなくても生き残った猛者たちです。
だからこそ「一般の人はジムにいかない」「トレーニングは好きではない」「ワークアウトは続かない」「一般の人はジムでのワークアウトは必要なレベルではない」と言う視点に立たないといつまで経っても参加率を高めることはできません。
イギリスは5年で3.4%の参加率が向上しています。
そのイギリスが今官民あげて取り組んでいるのが「日常的に座る時間を短くする」事なのです。
健康のために本当に何が必要なのか?
これからの未来のために求められていることはきっとその本質なのではないでしょうか。
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